2020年から始まったコロナウイルス感染拡大の猛威から世界中が大きな影響を受けました。これまでの当たり前が当たり前ではなくなり、周りの環境や経済が急激に変化しています。
私たちの働き方も大きく変わり、「このままで良いのか?」と自分のキャリアに漠然とした不安が募った方も少なくないはずです。「今の会社のままいるべきなのか?それとも転職をして外の世界で挑戦した方が良いのか?」私の周りでも多くの方が悩みを抱えている印象です。
コロナは転職市場にどんな影響を与えたのか?
①オンライン面接の普及によって変わる転職活動
求職者にとっては活動しやすくなった
コロナ禍によって求職者に嬉しい話はオンライン面接が一気に普及されたことです。現職に勤めながらの転職活動はただでさえ日中のビジネスタイムは忙しい中、時間を作って活動をしなければいけません。応募先企業へ面接へ行く手間が惜しいと感じる方も少なくないはずです。そこで普及されたのはZoomなどのオンラインミーティングツールを駆使したオンライン面接です。オンライン環境があれば面接を受けることができますのでとても便利に転職活動ができるようになりました。ただ一方で注意をしておきたいのが、会社オフィスの雰囲気が分からないまま入社判断をしなければいけないこともあるため、もしも機会を作れるようであれば、内定時のオファー面談はオフィス見学をさせてもらうなど、会社の雰囲気を含めて転職先を決めるようおすすめいたします。
内定までのリードタイムが短くなった
先に触れたように面接へ行くまでの時間を予定に考えなくて良くなったため、面接官・転職者双方の面接日程調整は組みやすくなりました。そのため、応募をしてから実際に内定が出るまでのリードタイムが短縮されたケースが増えてきています。その分、求職者は短い期間で進路の決断を迫られることになりますので、しっかりと考えながら活動をする必要があります。
面接官、求職者双方のジャッジの難易度が上がった
対面で会って、見て初めて分かるその人の雰囲気はオンライン面接だとなかなか掴みづらいのが本音です。面接官の方は特にジャッジが難しくなってきました。しかし、これは求職者にとっても同じことが言えます。普段慣れないオンライン面接で自分のアピールを十分にできないまま不完全燃焼で終わってしまうケースも多々あります。通信環境を整えたり、エージェントに面接対策の機会を作ってもらったりして事前準備をするようにしましょう。
②転職市場は「売り手市場」から「買い手市場」へ
新型コロナウイルスの影響により経済活動の一部がストップしたため、多くの企業の先行きが不透明になり、転職市場にも大きな影響が出ました。最初の緊急事態宣言時は混乱の中、募集を停止したり延期したりする企業もありましたが、一方で、変わらず求人を出していた企業も多く存在するのも事実です。
転職市場を数値で表す大きな指標に「求人倍率」というものがあります。コロナ禍になる前の2020年2月の求人倍率はバブル期を超える1.45倍でしたが、2021年2月では1.09倍まで下がってきています。こういった指標からも大きな影響を与えたことが分かります。コロナ前はいわゆる「売り手市場」でしたが、コロナ後は「買い手市場」へ変化してきているということが言えるかと思います。
コロナ禍の転職活動でもおすすめしたい転職サイト・転職エージェント
コロナ禍でもしっかりと転職活動をサポートしてくるエージェントがあります。使えるエージェントをしっかりと見極めて頼りにしつつ、転職を成功させたいですよね。以下からはコロナ禍の転職活動でもおすすめしたい転職サイト・転職エージェントをご紹介します。
リクルートエージェント
【公式サイト】https://www.r-agent.com/
おすすめ度:
転職支援実績No.1のリクルートエージェント。現在はオンラインや電話での相談に乗ってくれます。数多くの取引企業の中から幅広い求人提案をしてくれます。登録をしておいてまず間違いないとおすすめします。
JACリクルートメント
【公式サイト】https://www.jac-recruitment.jp/
おすすめ度:
面談をしてくださった方は非常に丁寧に対応してくださりました。その後、面談で伝えた希望や登録した経歴情報をもとに様々な担当者の方から求人の提案をいただくことができました。多角的な求人紹介をしてくださるので、1人だけで考えていた時よりも視野や可能性が広がっていく印象を受けました。
ビズリーチ
【公式サイト】https://www.bizreach.jp
おすすめ度:★★★★★
ビズリーチは経歴の概略を登録しておくと、様々なヘッドハンターや企業からスカウトメッセージが飛んでくるサービスです。このスカウトメッセージを受け取るだけでも自分の市場価値を確かめることに繋がると思いますのでとても便利です。気になる求人があればヘッドハンターと面談の約束をし求人の詳細を確認することができるなど、とても便利な転職サイトです。現在は公募型の求人も見つけることができるのでとても便利になっています。
リクナビネクスト
【公式サイト】https://next.rikunabi.com
おすすめ度:
リクルートが運営する国内実績No.1の転職サイトといえば
口コミサイト
転職会議
【公式サイト】https://jobtalk.jp
おすすめ度:
実際にその企業で働いている方の口コミを確認しておきましょう。正社員だけではなく、契約社員や派遣社員で働いている方の声もあるので、自分に必要な情報を取捨選択しながら使い参考にされることをおすすめします。
OpenWork(旧Vorkers)
【公式サイト】https://www.vorkers.com
おすすめ度:
情報量が多く、スコアが明確に分かるのが特徴です。書いてあることを鵜呑みにしてはいけませんが、年代別の平均年収情報など、役立つ情報も多く記載されている印象でおすすめしたいサイトとなります。
コロナ禍での転職活動は非常に不安が大きいと思いますが、転職エージェントに適宜相談をしながら進めていくことをおすすめします。また転職サイトや口コミサイトをうまく活用しながら進めていけば転職後のミスマッチも少なくなると思いますので積極的に活用をしていきましょう。
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